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2007年01月13日

第2回 炭

蜂の巣状に穴が開けられたタントーオン
蜂の巣状に穴が開けられたタントーオン
あの香りの魅力
 ベトナムは屋台では炭が大活躍。焼き肉の香りも炭火がつくるからいっそう香ばしい。ではあの炭はどこから来るのか、いくらなのか――

 

 

マングローブの木が原料のタンドゥック
マングローブの木が原料のタンドゥック
炭には二種類ある

 ホーチミン市1区、ベンゲー運河(Rach Ben Nghe)に沿ったベンハムトゥー(Ben Ham Tu)通り。市内を貫く東西道路の建設工事を横目にして、ひっそりと炭の商いをつづける店がある。
 主人のミン(Minh)さん(43歳)からまず、炭の種類を教えてもらった。「木を焼いたタンドゥック(Than Duoc:マングローブの木を指す)と川底の泥と砕いた石を使って固形にしたタントーオン(Than To Ong:円形で蜂の巣状に開けられた穴が特徴)の二つがあるんだ」

仕入れ先はメコンデルタ
「ウチの場合、タンドゥックはカントーから、タントーオンはホーチミン市内のビンチャン(Binh Chan)県から仕入れている」とミンさんは言う。近所の店にしてもメコンデルタ方面で購入することに変わりはない。だいたい二週間に一回、20トンから30トンの量を仕入れている。

タントーオンを満載した荷車
タントーオンを満載した荷車
売り上げは安定

 最近の「景気」について尋ねると、「安定しているから悪くないね」との返事。ただ炭自体の価格は値上がり傾向にあるそうで、これは原料になる木自体の減少が原因だそう。気になるお値段だが、タンドゥックは1キロ4500ドン、タントーオンは大2000ドン中1500ドン小1000ドンだ。

 

ミンさん夫婦の仕事場風景
ミンさん夫婦の仕事場風景
買いに来るのは誰?

 ミンさんの店に買いに来るお客さんは「フォーやフーティウの店をやっている」のだそう。庶民の胃袋を満たす人たちではないか。となると炭はやはり生活の基礎中の基礎を支えるものなのだ。

 

飼い猫も黒くなる
飼い猫も黒くなる
立ち退きの日まで

 だがベトナムの経済成長はミンさん夫婦にも影響を及ぼさずにはいないようだ。やがてプロパンガスのシェアが高まり、都市ガスまで行き渡るようになったらどうなるのか――東西道路が完成する頃には、炭の需要も冷え込んでしまっているのかもしれない。廃墟然としたマンションを見上げてそんなことを思った。

(VietnamGuide.com)

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