サッカーアジアカップで初のベスト8入りを果たすも、イラクに敗れ準決勝進出ならなかったベトナム代表。「差は歴然としていた。体格・体力面で圧倒的にイラクがまさっており、その差を克服することはできなかった」とA.Riedl監督は無念な心境を語る。
Q: 体格が最大の弱点のようですが?
A: ベトナム選手の大きな弱点が体格にあることはよくわかっていましたので、これまでこの点を克服すべく取り組んできました。ですが、いくら取り組んでもチームの平均身長は170cm。決定的に背丈が足りません。
我々は東南アジアでは好成績を収めましたが、それでもアジアの強豪には歯が立ちません。これは、一朝一夕でどうにかできるものではないのです。
Q: ですが準々決勝進出を果たしたことは、一定の成果と言えるのでは? 開催前にこのような結果を予想していましたか?
A: 大会前は誰も、日本、UAE、カタールという強豪ひしめくB組をベトナムが勝ち抜くとは考えていなかったでしょう。彼らは皆、別の大会でも相当の実績を収めています。ですが、我々は幸運にも勝ち点4をあげることができました。
Q: ベトナムチームの将来は?
A: イラク戦には7人のオリンピック代表が含まれており、強豪と戦う経験を積む良い機会となりました。今後、選手は2008年北京五輪やSEA Gamesに向け準備します。
Q: 監督は引き続きベトナムオリンピックチームを率いるのでしょうか?
A: ベトナムサッカー協会との契約が残っていますから当然続けます。一旦オーストリアに帰り休暇と健康診断を受け、その後ベトナムに戻ります。