第3品質測量基準技術センターが3月23日?5月25日にかけ、ホーチミン市で営業中のタクシー2,130台を対象に行った調査によると、98%でメーターの封印が破られている、または残っていなかった。Mai Linh、Vina Sunなど有名各社も含まれていた。
これについてタクシー会社側は、ガソリン価格値上げにともなう運賃調整時に封印をはずす必要があったとしている。規定では調整後、担当機関で検定を受け、封印せねばならないが、検定機関が混雑しておりやむを得ずそのまま営業を続けた、調整の度にかかる検定費用が経営を圧迫するなどとして、有効期限が切れたときにだけ検定に行くという会社もある。
ホーチミン市タクシー協会ズォン・ティエン・トゥー副会長は、タクシー会社は検定機関に責任転嫁してはならないと話す。多くの車両が封印の有効期限が過ぎているのに素知らぬ顔で客を拾い、一斉調査が始まるや慌てて検定機関に押し寄せる。これで検定機関が捌ききれるはずはない。
協会によると、最近は電子チップ使用やリモコン操作によりメーターの操作はますます巧妙になっている。だがそれらに対する抜本的な解決策は示されていない。