ハノイ市公安は5月25日、違法な身柄拘束と財産横領の罪でフォンドン債権回収社社員24人を逮捕した。
25日朝、同社社員らは社長の指示のもとランハー通りにあるグェン・ティ・ニュー・タムさん宅を包囲し、脅した後に、水道管やこん棒を持ち家に侵入した。
タムさんと義弟らはタクシーで故郷に向かう途中、ファムフン通りでグループに車を止められ、フォンドン社の事務所に連れて行かれ身柄を拘束された。そこでタムさんは6億ドン(約3万7,500ドル)の借り入れを認める紙を書かされ、その日のうちの返済を要求された。
その間にタムさんの義弟が事務所から抜け出し公安に通報、公安が同社を包囲、逮捕状を出し社内を捜索したが、社員は激しく抵抗した。
同社は2006年に設立、各種貸付金の回収を専門に行っていたが、犯罪歴のある者を使ったり、返済するまで負債者の身柄を拘束したりしていた。