学生で広告会社のアルバイトをしているという男女2人組が、Tさん宅(ホーチミン市8区)を訪れ、消費者調査のためのアンケートを行いたいと申し出た。彼らはTさんに謝礼品を渡し、30分のアンケートを願い出た。
これにTさんは同意、家に招き入れると彼らは、どんな洗剤を使っているのか? 化粧品は? 香水は? などと尋ね始めた。質問が15分ほど続いたところで女性がお手洗いを借りたいと言う。
女性が席を立ち、また戻るまでTさんは注意深く見ていたが、特に疑わしい様子はなかった。だが2人が帰った後、彼女は台所の引き出しに入れておいた現金80万ドン(約50ドル)がなくなっていることに気づいた。
これと同様Pさん(同8区)も、訪れた「アンケート調査員」にお手洗いを貸したところ、バスルームに置いていた金のイヤリングがなくなった。TさんもPさんも、小さな贈物のために騙されたことを知られるのを嫌い、公安には届けていない。