ホーチミン市弁護士会に所属するチャン・クォック・フォン弁護士が、匿名の人物から葬式用の花輪を送られるという嫌がらせを受けた。
フォン氏によると2月10日、朝の運動からの帰宅途中に、「チャン・クォック・フォン弁護士様」という文字のある葬式用の花輪を自転車で運ぶ女性を見かけた。
自分の名であったため問い質したところ、彼女は花屋の従業員で、前日に葬儀用の花輪を送る依頼を受けたという。依頼したのはクンと名乗る背の高い北部訛りの若者で、示した住所まで花輪を届ければ、受取人がいると話した。
8日にもフォン氏の自宅には2人の男女が訪れ、「クンという名の男性から交通事故で亡くなったお父さん(フォン氏)用の棺桶の注文があった」とフォン氏の息子チャン・ヴィエット・クンさんに話した。依頼した男性は背の高い痩せた人物で、フォン氏の正確な氏名、住所、電話番号、職業などを残していった。
以前にもフォン氏のもとには、「兄を刑務所に入れる気か? 家族みんな殺してやる」という内容の脅迫電話がかかっており、当局に被害を訴えていた。電話は、フォン氏が被害者弁護人という立場で出廷する予定だった刑事事件の裁判予定日に近づいた頃からかかるようになっていた。