ホーチミン市人民裁判所は1月26日、SEA Games 23におけるU23サッカー代表の八百長試合に関与したとして逮捕された選手らに対し、判決を言い渡した。
レ・クォク・ヴォンには「賭博の組織」および「賭博行為」でそれぞれ3年、計6年の禁固刑が言い渡された。チュオン・タン・ハイは「賭博の組織」で禁固3年。審理評議会は、ハイはクォク・ヴォンの手助けをしていたと見られるが、捜査当局がこれを証明できなかったとし、捜査を継続、「賭博行為」が明らかになれば、この罪で追訴するよう求めている。この他「賭博の組織」で起訴された6選手はいずれも執行猶予となった。
また審理評議会は、八百長行為で不正に得た金として、▽クォク・ヴォン・4億1,000万ドン(約2万5,600ドル)、▽クォク・アイン・4,000万ドン(約2,500ドル)、▽ヴァン・クェン/バット・ヒェウ・それぞれ2,000万ドン(約1,250ドル)、罰金として各被告に500万ドン(約310ドル)を納めるよう宣告した。
U23コーチ陣の責任として審理評議会は、八百長を知りながらリードル監督に知らせないなどの行動をとった、レ・トゥイー・ハイ副監督、チャン・フン・クオン通訳助手について、体育・スポーツ委員会、ベトナムサッカー連盟に対し、適切な処分を行うよう求めている。