近年、特に2017年はベトナムでマラソン大会が多数開催され、多くの人が参加した。
参加するにはもちろん料金を払わねばならないのだが、それを払ってでも参加したいという魅力はどこにあるのか。
■様々な「特典」
選手には、マラソンセット(高品質シャツ、機能性食品、特別デザインの水ボトル、成績を記録できるチップなど)が用意されており、時間内にゴールすればギフト券、参加メダル、写真プレゼント、足湯、マッサージ、軽食、ヘルスケア受診、製品の割引購入券などの特典がある。
■場の雰囲気を盛り上げる試み
参加選手の名前を書いたボードなどで場を盛り上げ、まるでコンサートや祭りのようにすべての人が楽しめる雰囲気が作り出されている。
また多くの人が「“自分の足で”走りたい」という気持ちになるのは、人々の健康意識の高まりでもある。
多くの若者がチームを作り、切磋琢磨し合い目標を目指す関係性を作り出すきっかけにもなる。
■将来的な目標は参加者2万人
11月のホーチミン市マラソンを開催したSunrise社のDuy社長によると、国際マラソンの参加締切は最低2週間前までと定められており、これは主催者が選手用の設備セット(国際基準)を揃えるためである。
しかしながら参加者が増えているため主催者が締切を延長して対応している大会もある。
「現在、大会(3?4日)の参加者は3,000?5,000人に過ぎないが、将来的には1万?2万人に増やしたい」とDuy社長は話している。