ホーチミン市公安は、北部国境のランソン省公安と協力して詐欺事件の捜査を進めている。
調べによると10月13日、ホーチミン市1区に住む80歳の女性が、ベトナム投資開発銀行(BIDV)ヴォーヴァンタン営業所から、BIDVランソン支店に開設された「ロック・ティ・タム」という名義の口座に10億ドン(約4万5455ドル)を振り込もうとした。
行員が詐欺を疑い声をかけたが老婆は信じず、別のBIDV営業所からその口座に振り込もうとした。このためBIDVは公安に通報し、公安と協力してこの口座を凍結した。
老婆によると、ハノイ市公安の幹部を名乗る人物から自宅の固定電話に電話があり、事件に関係している可能性があるため確認にお金を振り込むよう求め、振り込まなければ逮捕されると話したという。怖くなった老婆は複数回に渡って計60億ドン(約27万2,727ドル)を振り込んだ。
5区に住む79歳女性も同様の被害に遭っており、10月19?21日にハノイ市公安幹部を名乗る人物の指示に従い計66億ドン(約30万ドル)を振り込んでいる。