2015年サッカー女子ワールドカップ(W杯)出場権を逃したベトナム。ベトナムサッカー連盟(VFF)はいま、女子代表を率いる監督に日本人を招聘することを検討している。
女子アジアカップでタイとのプレーオフを終えての記者会見でチャン・ヴァン・ファット監督は、女子代表から離れる可能性を示唆した。VFFとの契約も、2014年6月いっぱいで満了する。
7年間率いてきたPhat監督は、2009年シーゲーム(東南アジア競技大会)優勝、2012年東南アジア女子サッカー選手権優勝など一定の成功を残している。しかしそれも、このところの手詰まり感を消せるものではない。
2013年のシーゲームではミャンマーでタイに2?1で敗れ、今回はホームでタイに屈した。
10月に韓国で開かれるアジア競技大会(ASIAD)に向けて、新監督探しを早急に進めねばならないが、取材に対しVFFの幹部は、こう急がれる状況では、日本人監督を選ぶことが最も合理的だとした。
理由として、VFFが現在日本サッカー協会(JFA)と良い関係を築いており、監督探しを依頼しやすい。また日本女子はW杯覇者であるなど、サッカー先進国から監督を呼べば、ベトナム女子代表の発展が期待されることがある。