ホーチミン市公安は4月24日、財産強奪を狙った人質事件に関与した韓国籍の男Shim Sung Bo(46歳)、Bong Byung Gon(57歳)の身柄を拘束するよう24区県の公安に通知した。
これまでの調べによると、2013年3月14日にKim Hueng Sikさん(43歳)は、1区チューマンチン通りのレストラン「ゴイ・サオ・ザイ・チー/Ngoi Sao Giai Tri」を、15万ドルでBoに譲渡する契約を結んだ。その後2014年はじめ、Boは突然レストランを返還し、Sikさんに30万ドルの損害賠償を求めたが、Sikさんが拒否した。諦め切れなかったBoは仲間とともに、30万ドルを奪うためにSikさんを拉致する計画を立てた。
2014年3月26日、Boは韓国人、ベトナム人の男とSikさんの自宅マンションに押し入り暴行を加え、払わなければ殺すと脅迫、断固として要求に従わないSikさんを拉致し、レストランに連れ帰った。ここでBoはGon、Nam Koung Soon(38歳)らを呼び暴行を続け、耐え切れなかったSikさんは、支払い同意書を書くことを受け入れた。
要求を飲んだSikさんは自宅へ戻してくれるようBoに懇願したが、Sikさんが逃亡し、公安に通報することを恐れたBoは、Soonに見張り番をさせた。
Boが外出した際に、Soonの隙を見てSikさんは携帯電話で知り合いにメッセージで助けを求め、この知り合いが公安に通報した。公安はSikさんを救出、Soonを逮捕したが、BoとGonは行方をくらましている。