6月20日、ホーチミン市最高人民裁判所は、麻薬運搬の罪で起訴されていたホンバン大学の元女子学生チャン・ハー・ズイ(23歳)に死刑を言い渡した。一審では終身刑判決が出ていたが、市人民検察院が控訴していた。
ズイは2007年、フランシスというケニア人と知り合った。2010年8月にフランシスは、サンプルと履物が入ったキャリーケースの運搬を1回500?1,000ドルでズイに依頼し、飛行機のチケット代や食費なども負担した。ズイは、マレーシアやカンボジア、ベナンなどアジアや西アフリカの国々からベトナムへ、およびその逆の麻薬運搬ルートの一員となっていた。
ズイは、妹でヴァンラン大学の元学生チャン・ハー・ティエン(21歳)や友人などにも組織に加わるよう持ちかけ、ズイは7.5kg、ティエンは4kgあまりの麻薬の運搬に携わった。