年末、あらゆる手口を使った盗みが多く発生している。
■寝ている隙にズボンを脱がされ・・・
2011年末、トラック運転手Hさんは、ホーチミン市からTay Ninh省へと車を走らせていた。
トゥードゥック区ダイハン道路に差しかかったのは深夜1?2時、睡魔に襲われたためトラックを止め仮眠を取った。長時間運転していた疲れから死んだように眠っていたところ、泥棒がこっそりドアを開け、トラックの中に忍び込み、財布や書類を入れていたHさんの履いていたズボンを脱がせた。しかし彼がこれに気付く事はなかった。朝、Hさんは飛び起きた。ズボンと財布が跡形もなく消えていたからだ。
■自らズボンを脱ぐ犯人
薄暗いその日、Iさんが道端に立ち友人を待っていたところ、男にバッグを引っ張られた。Iさんも取り返そうと引っ張ると、もうひとり男が走ってきて彼女のズボンをひざ下まで下げた。慌てたIさんは、ズボンを元の位置に戻そうとバックを放してしまった。そうして2人の男はさっそうとバイクに乗り逃げていった。
犯人自身が大胆にもズボンを下げ、相手が恥ずかしがったり、顔を背けたりしたところで金品を盗む手口もある。これは、人気の少ないところや女性の集まる場所で頻発している。
■カップルがキスしていると思いきや
ハノイ道路で車の部品を盗まれたDさんの話も負けじと悲惨だ。道の脇に車を止め、Dさんが仮眠を取っていると、車の前方でなにやら音がした。降りて見てみると、カップルがキスしていた。ところが、カップルがいなくなり車を降りてみると・・・車のエンブレムがなくなっていた。