バージアブンタウ省人民裁判所は6月1日、ディン・ヴァン・クエット(25歳)に対し、カセットプレーヤーに爆発物を仕込み、幼い子供と老婆を死亡させたとして死刑を言い渡した。
起訴状によると、同省タンタイン県で工員として働いていたクエットは、夫と2人の子供を持つTさんと知り合い、恋愛関係に発展した。
2人は密かに交際を続けていたが、Tさんの夫に見つかったため、離婚を求めた。彼女と早く一緒に生活したいという思いからクエットはTさんの夫を殺害することを考え、200グラムの爆薬を手に入れて爆発物を作り、古いカセットプレーヤーに入れた。
2010年11月13日夜、Tさんの外出を知ったクエットは、カセットプレーヤーを彼女の家に持っていき彼女の子供に渡し、その後子供がプラグを差し込んだところで爆発、Tさんの母親(73歳)と子供(6歳)が亡くなり、8歳になる長女も負傷した。夫は外出中で難を逃れた。