ホーチミン市人民裁判所は3月22日、麻薬運搬の罪でナイジェリア国籍のMichael Ikenna Nduanya(34歳)に死刑、妻グエン・ティ・ハイ・アイン(27歳)に終身刑を言い渡した。
訴状によると、2008年にハイ・アインはベトナムに仕事を探しに来ていたMichaelと知り合い、その後夫婦のように暮らしはじめ、1人の子供をもうけた。
法廷でMichaelは、ベトナムにいるアフリカ人の友人らと交際するなかで、彼らがインドからカンボジア、ベトナムを経由し中国にヘロインを運ぶルートを持っていることを知り、1回あたり50?1,000ドルの報酬でカンボジアからベトナムに運ぶことに加わり、書類を持たず往来が困難だったため、ハイ・アインに実行させたことを供述した。
2009年12月9日、当局はホーチミン市ミエンドンバスターミナルでハイ・アインを逮捕、履物などに隠されたヘロイン約988グラムを押収した。ハノイに運ばれる予定だったもので、3日前にカンボジアからホーチミン市にハイ・アインによって運ばれていた。その後すぐにMichaelも逮捕された。これ以前にハイ・アインは、カンボジアからベトナムへの運搬を4度実行していた。ハイ・アインは妊娠中の犯罪だったため、刑の軽減が検討された。