バクリウ省公安は、1カ月で13件、約1,000匹のワニを盗んだマイ・ヴァン・ヒヨウ(1983年生)ら8人の捜査結論をまとめ、送検した。
グループを仕切っていたヒヨウは2007年に窃盗で9カ月の禁固刑を命じられていた。しかし刑期を終えるとヒヨウはもとの道に戻り、ワニの窃盗グループを作ろうとカオ・ヴァン・カン(1980年生)を誘った。
家族の困窮と、働くことを嫌ったカンはすぐに同意、盗みを成功させると2人は夜通しの酒宴でこれを胃袋に入れた。
2010年7月8日午前2時、2人はホアビン町の民家に侵入、養殖されていたワニ80匹を盗み、これを売って1,400万ドン(約700ドル)を得た。ヒヨウはカンに500万ドン(約250ドル)を分けると、連れ立って酒を飲みに行った。その後ヒヨウは、窃盗に加わる他の人間を、新たに誘った。
ザーライ、ホンザン、フォックロンの各県、ホアビン町などでのワニ窃盗多発に対し省公安は、各地公安にパトロール強化を要請、同年7月14日にヒヨウとカンが盗みに入ったところ、その民家の住民が気づき、地域公安との協力でカンを逮捕、その後の捜査でヒヨウ、ほか6人を逮捕した。
ヒヨウらは1カ月のうちに13件、約1,000匹のワニを盗んでおり、住民の被害額は約5億ドン(約2万5,000ドル)。酒を飲む金を得ることが、動機だった。