ホーチミン市ゴー・バップ区のあるパソコン販売店は、納品した商品を持ち逃げされる被害にあった。
9月22日、若者2人が販売店に並ぶ商品を熱心に見た後、係りにこう言ってきた。「ホップ・ロン・ニャットという会社で働いており、新しくできた会社なのでパソコンを購入しようと思っています」。それを聞いて係りはカタログを取り出し熱心に機能や価格を説明し、彼らはデスクトップ型3台、ノート型1台を選び、ゴー・バップ区クァン・チュン通りの会社まで納品して欲しいと話した。価格は計4,700万ドン(約2,765ドル)だった。
販売店はすぐに商品を納品したが、金庫係が突然の用事で出かけたと言われ、若者2人は受領証にサインし、14時に代金の受け取りにきて欲しいと告げた。会社の佇まいは立派で、ほかにオフィス設備を納品する会社もあったため、係りは受領証だけを持ち、そのまま会社を後にした。
しかし約束の時間に会社を訪ねると、門は閉ざされ静まり返っている。ただならぬ事態を感じ、係りは地域公安に通報した。
他社の従業員も約束の時間ということで、代金の受け取りに来ていたが、警察とともに門の鍵をあけ中に入ると、そこには2台の古いパソコンが残されているだけだった。この家の大家は2人の若者に家を貸して2日たらずで、まだ契約も交わしていなかったため、彼らがどういった人物かもよくわからないという。
このような手口の犯罪は、これまでにも3区やビン・タン区、タン・ビン区などでも起きている。