ホーチミン市には全国各地から児童や若者が働きに来る。未成年は小さな工場で働くことが多い。小さな生産拠点は、扱いやすく非常に安い人件費で雇える北部・中部出身の子供を探しているからだ。しかしこのような場所で子供たちは非常に過酷な労働を強いられている。朝早くから夜まで働き、また日曜でも夜しか休みがない。
ホーチミン市タンフー区で12?13歳と思しき子に尋ねると「家が貧乏なので5年生までしか学校に行けず、ここにきて3年になる。毎晩遅くまで働かなきゃならないけど、家にお金を送れるからうれしい」と話した。両親に送金できることに満足しているのは確かだが、このように働く子供たちの給料は年間わずか200万ドン(約125ドル)ほどだ。