暇になった夏休みを利用してか、学校の校長が人を誘い、自身の学校から建築資材を盗んだことで、ゲアン省の国境村の住民らは怒りを隠し切れないようだ。
事件は学校そばに住む住民からの、ドゥックマイ中学校(キーソン県ドゥックマイ村)の教員らが学校から建築資材を盗み、売りさばいたという告発で露見した。注目すべきは、犯行にかかわった人間が、この学校の校長や教頭など主要幹部であったことだ。
同県教育訓練室チャン・ヴァン・ハイン室長によると、調査により住民からの告発どおりの事実であることが分かっている。人気のなくなった夜間に学校の建設現場を訪れた彼らは塗料やセメント、タイルなどを盗み、町で売却していた。この中学校は現在、国家予算により新規建設・改修が行われているところだった。
ハイン室長によると、盗みを働いた教員らはいずれも問題を起こしたことがなく、人格的にもしっかりしていた。「釈明は聞くが、過ちに見合うだけの処分を下す」とハイン氏は話している。