ホーチミン市テレビ局とダット・ヴィエット広告社は、アメリカの人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』のベトナム版『ベトナム・アイドル』を制作、5月23日から、HTV9および地方7チャンネルで放送予定だ。
2001年、イギリスで始まりエンタメ業界に一大旋風を巻き起こしたオーディション番組は、アメリカ、カナダ、ベルギー、オーストラリアなど世界30カ国以上に広まった。
『アメリカン・アイドル』でデビューしたケリー・クラークソン、キャリー・アンダーウッドらは瞬く間にスターダムにのし上がり、グラミー賞を獲得するまでに成長した。
これまでにもベトナムにはオーディション番組はあった。だが『アメリカン・アイドル』が視聴者を惹きつけてやまない秘密は、音楽プロデューサーら審査員3人の辛口批評にある。
最終的には視聴者投票で決まるのだが、応募者に浴びせられる審査員の容赦ないコメントが、番組のスパイスとなっている。ベトナム版でこの重責を担うのは作曲家トゥアン・カインさん、ハ・ズンさん、歌手シゥ・ブラックさんの3人だ。
『ベトナム・アイドル』は4月7日からカントー市、ホーチミン市、ダナン市、ハノイ市の4大都市で予選開始、16?30歳までの全国民に応募資格がある。
地方予選を勝ち抜いた100人が本選に出場、その後30人、10人と絞られ最も多く票を獲得した2人が最終選考会へ、そして最後に勝ち残った1人が『ベトナム・アイドル』となる。