中央文化思想委員会の元委員長チャン・チョン・タン氏は国費留学プログラムの問題点について、次のように話す。
医学で非常に優秀なある2人の女性は、300人の修士・博士育成プログラムに沿って国外に研修生として派遣されたが、帰国すると「市民に深く接するため」というような理由で地域街区での勤務を命じられた。その仕事の期間中に彼女らの意志は萎え、専門知識も薄まっていった。
理由は明白だ。彼女らは医師となるべく育成されたのであって、国家機関の管理職となるためではない。国家機関の管理職としたいのなら、それ相応の育成が必要だ。専門業務で働きたいというような人は、適切な学校で学び、適切な分野で仕事がしたいと思っているだけである。