ベトナムテレビ(VTV)、FPT、トヨタは5月29日、「ベトナムロボットコンテスト2007」決勝ラウンドについて発表した。
テーマは『ハロン湾の伝説』、全国400チームから勝ち上がった13大学・短大の32チームが、8月にハノイで開催される「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」出場を目指して戦う。
出場チームは、ホーチミン市技術師範大(6チーム)、ハノイ工科大(同5)、軍事技術学院(同4)、ホーチミン市工科大(同3)など、国際大会でもその名をとどろかせる精鋭たちだ。
審査委員会によると、今年のコンテストの特徴は、古参、新顔でレベルの差がほとんどないこと。ロボット開発経験、コンテスト参加実績がわずか2?3年というチームが頭角を現しており、C2MIT(冶金機械短大)やCESCD7(第2工業技術経済短大)などがその代表だ。
ゴー・タイ・チー審査委員長は、これらニューフェイスの登場は『ハロン湾の伝説』というテーマが呼び込んだ新しい風と評価する。今年のコンテストでは妨害的な技術使用の禁止が重要項目となっており、美しい技術パフォーマンスが求められるほか、映像処理技術の応用で、観客をあっと驚かせるパフォーマンスも期待される。
ベトナム決勝ラウンドは6月4?10日までクアングアスポーツパレスで開催される。これまで3回にわたりアジア王者の座についたベトナムチームの戦いは、子供達の技術開発への関心を掻き立て、明日の新技術開発者誕生にもつながろう。今年は、「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」開催国であることから、ベトナムからは2チームが代表に選ばれる。
決勝ラウンドの模様は6月4?10日までVTV2チャンネルで毎晩8時から生放送(開幕・最終日はVTV1もしくはVTV3チャンネルでも放送)予定。