ダナン空港は国際線ターミナルを2016年初めに着工し、2017年6月完成、現在の共同利用しているターミナルから切り離す――5月12日の会議でディン・ラー・タン交通運輸大臣は、ダナン空港国際線ターミナル着工計画を決定した。
ベトナム空港総公社(ACV)のレ・マイン・フン社長によると、既存ターミナルでは最大でも年間600万人にしか対応できない。一方で利用者は近年増え続けており、成長率は年平均14.5%、年内にもキャパシティを超えると予想されている。既存ターミナルの能力を年間800万人に引上げる計画もあるが、これでも向こう3年ほどの需要にしか応えられない。
そこで、国際線ターミナルの建設が不可欠となっている。
プロジェクトの早期展開に向けタン大臣は、株式会社を設立するというACVの提案に同意している。ACVが10%を出資し、残りをタンロンエアサービス社(TASECO)、AOV投資社、ハノイ建設総公社(HANCORP)の3社が出資する。タン大臣は6月にも株式会社を設立し、遅くとも2016年1月着工、2017年6月の完成を求めた。
2015年3月にTASECOら3社は、交通運輸省に同旅客ターミナル建設を申請、年間取扱400万人の施設をBOT(建設・運営・移転)方式で新設することを提案していた。