農業農村開発省によると、今年これまでの茶の輸出量は12万1,000トンで2億600万ドル相当、前年同期比で量は5.2%減少したが、金額は0.3%増加している。輸出価格はトン平均1,698ドルで、5.33%上昇した。
茶の輸出は、ケニア、スリランカ、中国、インドに次ぐ世界5位、価格は上昇しているが、ベトナムは依然として茶の輸出価格が最も低い国のひとつとなっている。
残留農薬が非常に高いものが多いなど品質が低いためで、生産・輸出企業が、顧客獲得競争で自ら価格を下げている面もある。
現在ベトナムには大小の茶加工施設が500軒ほどあるが、外国パートナーに対する統一した販売価格を作り出す施設間の連携はほとんどない。