第3環状道路プロジェクト第2期(ハノイ市マイジック?リンダム湖北区間)の投資主であるタンロンプロジェクト管理委員会は、工期を短縮した請負業者に対する1,800億ドン(約900万ドル)近くの報奨金について交通運輸省に提案した。
第1パッケージ(マイジック?チュンホア区間)を263日前倒しで完成させたサムファン-シエンコ4の共同事業体には777億ドン(約389万ドル)、第2パッケージ(チュンホア?タインスアン区間)を454日前倒しで完成させた三井住友建設には1,020億ドン(約510万ドル)の報奨金が提案されている。
投資主と請負業者との契約では、計画より早く施工できた場合、短縮期間28日につき契約額の1.12%が報奨金として請負業者に支払われるが、もたらされる利益の12%を超えない範囲となる。
同プロジェクト第2期は長さ9km、主に高架区間で、投資総額5兆5,470億ドン(約2億7,735万ドル)、日本のODAによるもの。
契約額は、第1パッケージが1兆4,160億ドン(約7,080万ドル)、第2パッケージが1兆790億ドン(約5,395万ドル)。投資主の試算では、この2パッケージの工期短縮で1兆4,990億ドン(約7,495万ドル)の利益がもたらされる。