6月18日14?17時、日越外交関係樹立40周年を記念し、技術大学(ハノイ国家大学/スアントゥイ通り144番地)で宇宙飛行士・野口聡一さんによる講演が行われる。
両国は近年、リモート・センシングを活用した天然資源の管理、環境保護など、宇宙科学技術分野で多くの協力事業を実施し、成果を挙げている。7年前には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と双方の科学技術協力について初の合意を取り交わした。
昨年はじめには、ベトナム科学技術アカデミー(VAST)がJAXA、タイグエン生物学研究所と協力し、アジア各国の植物種子を宇宙実験棟きぼうに打上げ・回収し教育等に利用するミッション「アジアの種子2010-2011」に参加している。
ベトナム宇宙技術研究所も近年、日本の支援で宇宙技術開発能力向上事業に積極的に協力しており、リモート・センシング技術を使った環境監視プロジェクト「SAFE」、アジア太平洋地域衛星技術プログラムなどがある。
日本はベトナム宇宙センター建設協力プロジェクトに参加しており、これはホアラックハイテクパークの約9haに建設され、投資総額544億円(うちODAが465億円)。
昨年7月のFPT大学宇宙研究室(FSpace)が製造した小型衛星F-1の打ち上げでも日本が協力している。