10月11日、在ベトナム世界銀行とベトナム商工会議所の共催による輸出競争力促進セミナーで、世界銀行代表のファム・ミン・ドゥック氏は、ベトナムのロジスティクス費用は、世界各国よりも高いGDP比25%で、他国ではその半分、または10%の国もあると述べた。
ドゥック氏によると、ロジスティクス費用などを含む輸出入費用は関税同様、輸出入時の問題となっている。時間的にも、手続きとインフラにより国境ゲートで遅れが生じ、商品価値0.8%相当のコスト増につながっている。世界銀行によると、ベトナムがロジスティクス費用を10%削減するには、GDP比2%の節約が必要になる。
世界銀行の代表は、ベトナムのロジスティクス企業は発展の初期段階であり、設備や近代的な活動手段が不足していると指摘する。IT活用度も低く、国際基準よりも遅れている。