ベトナム航空は2月22日、代理店および旅行会社に対し、国内線の航空券上限価格の調整を通知した。これによると3月15日から、同航空の国内線の航空券は現行より20%引上げられる。
ベトナム航空のチン・ホン・クアン副社長は、国内線の航空券上限価格引上げ案は検討中で、具体的な決定は行っていないとしているが、代理店や旅行会社に対してはこの情報をほぼ認めている。
一方ジェットスターパシフィック航空のタ・フー・タイン副社長は、交通運輸省と財務省が上限価格の引上げを認めた場合は、同航空にも必ず通知があるとしている。昨年末に同航空は上限価格の引上げを提案したが、まだ認められていない。
しかしながらタイン氏によると、費用の70?80%は外貨で支払っており、航空各社は為替相場の差により大きな負担があるとし、「上限価格を引上げなければ国際石油価格が1バレル100ドル超に達していることもあり、各社は耐えられない」と話している。